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競馬で負ける人の共通点|馬券種が9割
2026-03-054分で読める

競馬で負ける人の共通点|馬券種が9割

競馬で負ける人の共通点|馬券種が9割

「なぜ競馬で勝てないのか」。この問いに多くの人は「予想が外れるから」と答えます。しかし、本当の原因はもっと手前にあるんです。馬券の種類の選び方そのものが、すでに勝敗を決定づけているのです。

控除率という見えない壁

競馬の馬券には、すべての券種に控除率が設定されています。これは、購入金額のうちJRAが手数料として徴収する割合のことで、残りが配当として払い戻される仕組みです。

馬券種控除率払戻率
単勝20.0%80.0%
複勝20.0%80.0%
馬連22.5%77.5%
馬単25.0%75.0%
ワイド22.5%77.5%
3連複25.0%75.0%
3連単27.5%72.5%

単勝・複勝の払戻率は80%です。一方、最も人気の高い三連単は72.5%になります。この差7.5%は小さく見えるかもしれませんが、長期的には決定的な差になってしまうんです。

7.5%の差が年間収支に与える影響

1万円を毎週買い続けた場合のシミュレーションを見てみましょう。1年間(52週)で52万円投じたとき、理論上の損失額はどうなるでしょうか。

馬券種年間投資額理論損失額手元に残る金額
単勝・複勝520,000円104,000円416,000円
馬連・ワイド520,000円117,000円403,000円
馬単・3連複520,000円130,000円390,000円
3連単520,000円143,000円377,000円

単複と三連単の差は年間で39,000円です。これは予想の差ではなく、馬券を買った瞬間から確定している構造的な損失なんですね。三連単を買い続けている人は、単複を買う人より毎年約4万円多くJRAに渡している計算になります。

なぜ三連単が売れ続けるのか

では、なぜこれほど多くの人が三連単を買うのでしょうか。答えは単純です。高配当の夢が売れるからです。

100円が数万円になる瞬間の興奮は、人間の脳の報酬系を強く刺激します。この体験は記憶に強く残り、「また当てたい」という衝動を生むんです。一方、外れた記憶は薄れやすいですね。これは認知心理学で 「利用可能性ヒューリスティック」 と呼ばれるバイアスです。

ビギナーズラックで三連単が当たった体験を持つ人は、その後も三連単を買い続けることが多いんです。「いつかまた当たる」という期待が、構造的な損失を見えにくくしてしまうのです。

単複主義とは何か

このコラムで提唱する「単複主義」は、単純な話です。

  • 買う馬券は単勝と複勝のみ
  • 1レースに賭ける馬は1〜2頭まで
  • 予想の根拠を明文化し、検証する

これは諦めではありません。構造的な不利を最小化しながら、予想精度を磨く最も合理的な戦略なんです。三連単で年に数回の万馬券を追うより、単複で年間の回収率を数%改善する方が、長期的な収支にははるかに大きな影響を与えます。

まとめ

項目三連単中心単複主義
払戻率72.5%80.0%
年間理論損失(52万投資時)143,000円104,000円
予想の検証しやすさ難しい(組み合わせが多い)簡単(1頭に集中)
精神的安定性低い高い
長期プラスの可能性低い相対的に高い

次回は「単勝の控除率80%という数字を正確に理解する」をテーマに、収支シミュレーションをさらに深掘りします

よくある質問

Q. 単勝と複勝の控除率はいくらですか?

どちらも20%です。払戻率に換算すると80%になります。三連単(控除率27.5%・払戻率72.5%)と比べると、同じ金額を投じた場合の長期的な損失が大きく異なります。

Q. 控除率が低い馬券を買えば必ず勝てますか?

そうではありません。控除率はあくまで「市場全体の理論収支率」であり、個人の予想精度によって結果は変わります。ただし、同じ予想力であれば控除率が低い馬券を選ぶ方が長期収支は有利になります。

Q. 三連単を完全にやめる必要がありますか?

単複主義を実践する場合は単勝・複勝に絞ることを推奨しますが、娯楽として楽しむ範囲で三連単を買うことを否定するものではありません。重要なのは、どの馬券にどういう構造的な損失があるかを理解した上で選択することです。

Martin

Martin

Python × 競馬。多変量解析で「トラックバイアス」を数値化し、真の期待値を自動算出。